2007年3月29日木曜日

後日の打ち上げ/笠木泉


こんにちは、お久しぶりの笠木泉です。

今日は「今更打ち上げ」を開催しました。

公演が終わってもう一週間以上経過しているのですね。役者もスタッフも集まってくると、また稽古でも始めちゃんうじゃないかという気にさえさせられました。

まず、スタッフの松田アキちゃん。私の乱暴なお願いにも決して文句をいうことなくたくさんのことを手伝ってくれました。私のいとこに似ているので妙な安心感を持って仕事を頼めました。二人でくだらない話をして、気分を盛り上げた時もあったね。結局くだらない話かよ、みたいな。今回のスライド写真はほとんど松田さんが私の注文に応えて撮ってくれた写真です。いい写真でした。ありがとうございました。

次に照明の多賀啓二くん。オールツーステップスクール#03「メイキング・オブ・チェーンソー大虐殺」の時からのお付き合いで、今回も無謀且つ低予算公演のスタッフを快諾してくれました。今回は昼と夜の明るさが全く違う場所で彼の美学にも生き方にも近いと思われる優しい明かりを作ってくれました。ありがとうございました。

役者の高山玲子ちゃん。長い付き合いでもはやお互いをけなし合うのが楽しくなりつつありますが、やはり彼女の魅力は「自由、野放し、感覚」です。言葉にするとただの大変な人だけど、そこが魅力だと思わせる力が彼女にはあるのです。今回たくさん演出をさせてもらって、コミュニケーションをとり、彼女の魅力が前よりわかった。きちんと生きているから、嘘つかないから面白い。本当にありがとうございました。

役者の渡辺道子ちゃん。突然の登板にも臆することなく、「自分の仕事が何であるのか」ということを役者の体で考えて芝居をする姿は間近で見て勉強になりました。いつも穏やかで優しい人なのに、舞台に上がると全てを支える基盤になってくれる。もっともっとたくさんのことを一緒にやりたいと思いました。ありがとうございました。

役者の細江祐子ちゃん。突然のオファーに緊張していたようですが、しかも演劇の経験が少ないことを気にしていたようでしたが、そのことがマイナスにならずむしろプラスだったように思いました。愛らしい容姿と、一言の重さ。彼女のために書いたセリフを発してくれた時、「書いてよかった」と思わせてくれた。映像だけでなくまた演劇もやって欲しいなあ。ありがとうございました。

テルミン奏者の佐藤沙恵ちゃん。今回テルミン演奏と芝居を組み合わせたいと思いついたことが一つの成功でした。佐藤さんのテルミンを演奏する姿はとても面白く、言葉少ない普段の彼女の「声」のようにも感じます。遊園地再生事業団で一緒に舞台をやっている時より私たちはかなり年齢を重ね変化もしたのですがこうやってまた一緒に仕事が出来てよかった。佐藤さんのオリジナル曲「リンス」はとてもいい曲です。演奏してくれてありがとう。

そして制作の吉岡光晶くん。舞台の制作作業が初めてにも関わらず素晴らしい働きをしてくださいました。いつも私の仕事を気遣ってくれて、決してキレることなく、いつも笑っている。自分の仕事(クラシックコンサートの主催等)も大変なのに、不平を言わない。そこ、見習いたい。不平不満はどうしてるの?穴を掘って叫んでいるのか?もしそれで結構すっきりするなら、私も穴掘ろうかな。ぼこぼこ掘ろうかな。とにもかくにも、ありがとう。

というメンバーで、今日は私の大好きな中華料理屋に行き皆でたくさん食べました。大入り袋は配らずじゃんけん大会で微妙なプレゼントを渡しました。どれをもらってもちょい微妙な。まあ、それぐらいがいいんです。一人だけHDレコーダーであとの人アメ玉じゃあねえ、辛気くさい会になっちゃうでしょ?

今日欠席した本多麻紀さん、手伝いの矢野愛さん、Dさん、Sさん、Hさん、イラストの宮先さん、デザインの相馬さん。手伝って下さった方々。どの人が欠けても今回の公演は成功しませんでした。本当に皆ありがとうございました。

という気持ちで打ち上げ終わり。

私が喋りまくって終わりました。


笠木泉

2007年3月22日木曜日

2007年3月20日火曜日

本番日記/本番終わった日記

■ク・ナウカじこみのストレッチ。この後細江祐子はしばらく死んだ。

■楽日はあっという間に終わった。驚く程あっという間だった。

■小屋入りしてから、役者に演出をつけ、照明をつくり、スライドを確認し、制作と話し合いとかやっているとご飯を食べるのを忘れてしまう。演出って何てやることが多いんだ。

■そんなこんなで幸福な時間はあっという間なのですね。

※※



■事件だ。宮沢章夫さんが見 に来てくれて日記に感想を書いてくれた。まず、見に来たことに驚いた。そして感想には結構厳しいことが書いてある。しかし私自身は実はとても嬉しかった。 まさか感想を書いてくれるとは思っていなかったのだ。私にとって、宮沢さんに演出した舞台の感想を書いてもらったこと、そのこと自体がもうものすごいこと である。「本当に?」と思う人もいるかもしれない。「謙遜だ」と思う人もいるかもしれない。しかし正直言って本気で書いてもらえると思っていなかったんだ すよ。だからダメ出しが嬉しくて仕方ない。しかも書いてあること全てその通り。私は昔から麻雀をやっている人を見るのが大好きなので今回の舞台で麻雀をし ている女の子達をチャーミングに書けたらとは思っていたが詰めが甘かった。麻雀は難しいのだ。付け焼き刃では出来ないゲームである。むしろ麻雀の出来ない 女達にすればよかったのだ。というか、麻雀など大して出来ない女達が何故が集う「夢の雀荘」という想定があって、その点の書き方が全く出来ていない。稽古 中にその話をした際に高山玲子が「じゃあ、雀荘にファルコン(映画「ネバーエンディングストーリー」に出てくるおばけ?)でも飛んでたらいいね!」と言っ たのだが、今思えばそういうことだったのかもしれない。違うか。稽古不足は正直否めない。私の責任だ。役者さんともっともっと稽古したかった。と、そうい う部分は宮沢さんのご指摘通りであり、そのことにいちいち嬉しく思った。そしてあの超高級和菓子を差し入れて下さった。・・・・ただただ、美味かったよ・・・・。泣けるよ・・・。


■舞台が終わったあとに皆で歓談している場で、舞台を見に来てくれた井苅智一さんが何気なくそのお菓子をぺろりと一口で食べてしまったのを見て宮沢さんは震える程驚いていた。


■そしてnibrollの矢内原美邦さんもブログに感想を 書いてくれた。正直嬉しかった。あと「芝居をしている笠木さんが好き」と書いてくれたことなんだけど、これにもまた驚いた。私は自己評価の低い人間であ る。個性も技術もない自分の何がいいのかさっぱりわからない(美邦さんのブログを読むとこれまた「私はダンスが苦手」とか「自分のダンスが下手だ」とか書 いてあってそれには素直に驚くのだがそれはもっとレベルの高い話である)。役者さんで自分の魅力をわかっている人がうらやましい。しかし、今回初めて演出 をしてみて思ったことは「演出家は役者を愛してしまう」ということだ。演出の目を持ってみると、役者一人一人の個性が浮き出て見える。例えばですが、今回 出演してくれた高山玲子の魅力と渡辺道子の魅力は全く違うが私にとってはどちらも魅力的だ。美邦さんが演出家の目で私を見てくれた時、そういう風に思って もらえる瞬間があったのなら幸福だ。何故なら私は矢内原美邦という人が大好きでたまらないからだ。あのエネルギー、生きているスピード、表現する力、顔、 ダンス、全部好きだ。普段の素顔も大好き。なので、感想書いてくれて嬉しかったです。ありがとうございました。

boku-makuhariの岩崎くんも何だか照れるような感想を書いて下さった。その他酷評を下さった皆さん、面白かったと言って下さった皆さん、どちらも非常に嬉しかったです。拙い作品に足を運んでいただき本当に感謝しております。

■この戯曲(と呼べるかはわからんが)は、かなりぎりぎりの感じが自分でもしている。多くの人に言われたことは、「非常に笠木さんらしい」「笠木さ んそのものだ」と言うことで、その感想には正直驚いた。そうでもない、そんなでもないと思っている自分がどこかにいるのだ。しかし、やはり、今回は初めてということもあり、初めに考えたのは「自分の書けないことは書かない」ということだ(それで宮沢さんの麻雀の指摘は痛かった。書けないく せに書くんじゃない!と自分に喝を入れた)。それで女の人を書こうと思った。私は女という性にあまり魅力を感じていなかった時期がある。そういう部分も含 めて女性であると最近思うのだが、とにかく今回は私なりの「女の子が頑張っている話」しか書きたくなかった。それで、上記の感想をいただき、それは結局自 分のことを書いているに過ぎないのだと思った。自分の中の女性を引っ張り出して来て役者に表現していただいたのだ。それは作品としてアリかナシかといわれ たらまだわからないが、筆をとればすぐに暗くなるような自分の中の「ナイーブ」を軽くし、「希望」を描きたいと思う自分に気がついた。それが今現在の私の 出来る表現だと考えたのだ。

■しかし私はまだまだ先が長い人生の中にいる。人生の中にいるということを書きたかった。しかしまだまだ書けない。

■もっと勉強しようと思う。

■初作品に非常に嬉しいアンケートをいただいた。「また是非見たい」とか「また書いて欲しい」とか、いちいち胴上げしたいぐらい嬉しい。勝手に直筆 サインをして送りつけてやりたい(迷惑)。「もっとこうして欲しい」など厳しいアンケートを読むとあっという間に地に叩き付けられる。

■イラストを描いて下さった宮先さんが わざわざ京都から見に来てくれた。初めてお会いした。絵から受ける印象通りの人で、嬉しくなった。もし、鬼みたいな容姿の人だったらどうしようと思ってい たのだがご自身の描かれるイラストの雰囲気を持ったとても優しそうな方だった。またいつか一緒にお仕事したいなあ。ありがとうございました。



そしてまだまだこのブログは終わらないのだった。


笠木泉

2007年3月19日月曜日

本番日記


■本番が終わりました。ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。

■本番のことを少し書いておこう。

■17日、昼間ゲネプロ(最終リハーサル)をする。BankARTというこの空間に飲まれている感じがした。皆元気がない。稽古場でのよさが出ない。かなり出来が良くない印象を受け、それがたまたまなのか、自分の演出が間違っているのかそれがわからない。落ち込んだが、とにかく役者には思い切りやって欲しいということと、楽しんで欲しいと伝える。何せ3ステージしかないのだし、本番まであと何時間かしかないのだった。こういう時に何をすべきなのかわからない。役者としての自分がどういう心持ちかはわかるが演出としてやるべきことはないのか考える。夜、本番。私も舞台に出るのでもう正面から役者を見ることができないのがとても残念だった。今後演出する時があったら自分で出演するのはやめようと思った。で、本番はゲネよりはよかった。無事に幕があがってほっと一安心した。しかし気になるところがいくつも出て来て、役者の本多さんのアドバイスもあり、明日思い切っていろいろ変更することにした。最後まで粘ることに決めた。

■18日、ちょっと早めに劇場入りして役者とゲームをして声をこの場所に慣らす。舞台と役者に仲良くなってもらわねばならないっていい方が正しいかはわからないけど皆体をならして欲しかった。それから稽古。大幅に変更する場所もあり、役者には負担をかけた。そして昨日と同じように「楽しくやりましょう」と伝える。それが一番です、と。で、昼の公演は、リズムもよく皆元気で面白かった!この公演でこの回が一番よかった。稽古場で見た、その面白さ、皆のびのびと芝居をしていた気がしました。

■夜公演、緊張する。それもあるけど、もうこの公演が終わってしまうのかと思うとあまりのあっけなさに少しだけ呆然とする。

つづく。

2007年3月17日土曜日

仕込み日記/海の匂い


今日は海の匂い漂うBankART Studio NYKで仕込みでした。

その前に私は大道具等を運ぶためにいろいろ奔走。

縁あって今日車の運転をしてくれた友人でカメラマンのTくん。後ろ姿がかっこいいでしょ?前から見てもとてもかっこいいし、そしてさらに彼の撮影する映像はとてもかっこいい。まあ、今日は普通にただの運転手なんだけど。本当に助かりました。ありがとう。

車の中では私が9割8分喋っていました。喋り過ぎてナビし忘れ道を間違える始末。朝も早よからよく喋るなあと自分で感心しました。

そんなわけで、今日は照明の多賀くんといろいろ話し合ったり、延長コードを引いたり、ニブロールの矢内原美邦さんに激励してもらったり、ダメ出ししたり、上向いたり下向いたり並べたり並べ直したり芝居したり芝居見たり手の甲にメモ書きしたり、とにかく一日があっという間でした。

すべて自分の仕切りでここまで人と作業したのは初めてかもしれません。

皆が協力してくれて、皆がいろいろ考えてくれて、皆が体を動かして、一つの作品が出来上がろうとしています。

役者がのびのびいきいきと楽しんでくれたら一つ成功だと思っています。お客さんが少しでも楽しんでくれたらもう言うことありません。それだけです。

小さな作品が出来上がろうとしています。

ま、明日も稽古するんだけど。幕(幕はないけど)が上がるまで、ちょっと頑張ってみます。

本番は、役者に任せた。稽古はしたのだからあとはもう好きにやってくださいという感じです。


※※

チケット状況です。

17日 ほぼ満席
18日昼 満席
18日夜 まだ少々余裕有り

全ての公演に立見席を設けることにしました。
お席が限られているため、お座りになれないお客様には1500円で立見チケットを販売致します。立見席にも数に限りがございますのでお早めにお問い合わせ下さい。

ちなみに当日券も立見になる可能性がございます。その場合ももちろん1500円で販売させていただきます。ご了承下さい。

当日のお問い合わせは090-1102-7862制作吉岡までお願い致します。問い合わせしていただければチケット情報をお知らせ致します。

18日夜のチケットは現在まだ少々余裕がございますのでメールでも受け付けます。

お手数をおかけしますがよろしくお願い致します。




笠木泉

2007年3月16日金曜日

稽古日記/最後の稽古



最後の稽古が終わった。いろいろ思うところはあるが、前向きに進めたと思う。役者が皆楽しめるような舞台にしたかった。役者が皆克服すべきものがある舞台にしたかった。自分が役者だから役者の気持ちがよくわかる演出家になりたいと思った。それは全部叶わなかったかもしれない。しかし、前向きに何度後退しても前向きに稽古ができたのではないか。そのことはひとえに役者の皆さんのおかげです。

役者とスタッフに支えられてやっと稽古を終えることが出来ました。ありがとうございました。

とかなんとか言って、仕込み中も本番前もがんがん稽古する予定なんですが・・・。

明日は仕込み。

で、三ステージ。それで終わり。

あっという間です。

チケットですが、18日のお昼が満席に近い状態になっております。他の時間がおすすめですよ。当日券は少しだけ出しますが、まだ何枚出せるかは未定です。

是非、何とかしてバイト休んで見に来て下さい。

素敵な役者とテルミンの音色があなたをお待ちしております。

笠木泉



※※明日からは「仕込み日記」「本番日記」と続きます。

2007年3月15日木曜日

稽古日記/通し稽古


更新が滞りましたが稽古は毎日地道に続いております。

毎日三歩進んで二歩下がるということです。

ああ、もう稽古は明日のみだ。

笠木泉

2007年3月12日月曜日

皆が紹介/「おまえの拍手だけ聴こえない/笠木泉」


あなたの思い出の一曲は?

---ザ・チェッカーズ「星屑のステージ」

私には三歳年上の姉がいます。

幼い頃は姉が私のお手本でした。姉が好きになるものを好きになり嫌いになるものを嫌いになり。そんな姉が熱狂していたバンドがチェッカーズです。「絶対!チェッカーズ」というLPアルバムを買いに当時棲んでいた千葉県は柏駅の「新星堂カルチェ5」という名の店に家族で出かけたのですがいつの間にか4歳年下の弟が迷子になっていて母が半狂乱になりやがて警察から電話がかかって来て保護された弟は泣きじゃくっていて、姉はせっかくのチェッカーズ記念日がグレーな一日となり、しかし腕の中には大きなレコードがあるので幸福。私は一人曖昧な気持ちになったことを今でもよく覚えています。

ちなみに「星屑のステージ」はTBSの名作ドラマ「うちの子にかぎって・・」のテーマソングです。あの番組で高橋良明という原石を発見した私には思い出深い曲です。

姉はその後「西武ライオンズの渡辺久信ファン/たけし軍団ファン」になり私は「柳葉敏郎ファン/玉川カルテットファン」になりました。私たちはそこで一度趣味の決別を果たしたのです。

それはある意味私の「人生初自立」でもありました。



渡辺道子さんから笠木へ一言

■「笠木泉。かさぎいずみ。カサギイズミ。カタカナで書くとちょっと由緒ある植物の名前のような気もしてきました。ハナミズキ、みたいな。ミズ、の字しか共通点ないけど。しかもさかさま。ハナミズキはすてきな木だな。しかし笠木さんて人ははすてきな人、という一言ではとてもまとめられる方ではありませぬ。ほんとうに、名は体をあらわすっていうんでしょうか、そんな方です。そんな説明よくわからないという方はぜひ劇場で確認してみてくだされ。

笠木さんは、色白で少女漫画のような顔立ち。その顔をじーっと見てると陶器でできた人形のような印象をうけまする。眉毛と眼の間の空間が私にはどうにもこうにも惹かれるところです。笠木さんは幼い頃から身体があまり強くないときいていますが、いつも高く通る声でシャキシャキ話していて常に会話の中心にいるような気がしていて、うっかり・ぼーっと屋の私にはとても調子が悪いとは分からないくらい、勢いがあってシッカリ話す人だなと感じまする。そうだ、なんか走ってる勢いはあるなぁ常に。実際は走ってませんよ。普通に歩いてるのですが。「マラソンとかわけわかんない」って日頃言ってそうだ。

とくに今は作・演出で、毎日稽古場で私たち4名がそれぞれの個性で繰り広げるいろ〜んな種類の演技を、きちんと見てくれてそれをいったん飲み込んでくれてだめなものは吐き出したりいいものは受け入れたりとにかくそれらを受け止めて考えてすぐ言葉にして演出していってくれていて、や〜もう、こりゃ大変だ。うわ、こうして思ってみるとそりゃお腹もすく、体力も消耗する!

私にできることと言ったら、毎日笠木さんが持っている世にも重い荷物のうち、小指にひっかかってるコンビニ袋なんかを「持つよ」と言ってみるくらいのことなのれすよ。それだって言ったことないな。でも毎日きっぱりとシャキシャキ進んでいるのだな、笠木泉さんは。
安心感があるというかもうとても頼もしい演出家さんだと思うのです。笠木さん、今後もなんとか睡眠時間はとっていただき、元気で一緒に本番を迎えまするぞ。

ついていきまするぞ。美味しい中華にもついていきまするぞ。


■佐藤沙恵から笠木へ一言

笠木さん、リュックのファスナーがあいてます!

■細江祐子から笠木へ一言

サタン顔仲間です。だからなのか何なのか、会って間もないけど高校の同級生みたいな感覚があります。 実は笠木さんがお芝居してる様も普段の笠木さんもほとんどまだ知りません。 でも出演依頼に即答したので何かあるんだと思います。どんな人なんだろうと興味がわきます。今は演出する側とされる側なので、いきなり腹を見せ合うかんじが楽しくもあり、刺激的で彼女の笑い声に私は完全に乗せられています。


書いてくれた人ありがとう。書いてくれてない人、また今度書いてね。芝居終わってからでいいから。

2007年3月10日土曜日

稽古日記/今日はいい日

こんばんは。

この写真、何?

これは今日の稽古写真ではありません。
先日写真撮影した際のものでして、何だかすごいことになってしまったので発表したわけです。

月刊細江祐子


※※

今日は3月9日、で「サンキューの日」だそうです。

このことについては特に感想もないのですが、本日我々の稽古場は幸福でした。
私たちの喜びはとても小さなものかもしれないし、世界を揺るがす大きな幸福かもしれない。それはわからないけど、とにかく今日は我々にとって非常にいい日になりました。

サンキュー!

※※

今日は何と我が姉が稽古場に差し入れに来てくれました、かっぱえびせん梅味を。確実に姉の趣味。

稽古後、照明の多賀くんといろいろ助手の松田アキちゃんと三人でスタッフミーティング。多賀くんとミーティングするのがとても楽しい。ものをつくるってこういう風に積み重ねていくものなのかと実感する。しかし私は照明については知識ゼロなので雰囲気で話してしまう。それをきちんと聞いて汲み取ってくれる多賀くんはすごい。就職しないでほしいなあ。そして松田アキちゃんの反応の早さに驚く。私が「こうしたい」と思っていたとあるプランをしっかり想像して先回りして形にして来てくれた。すごい。びっくりした。

松田アキちゃんに以前言われたことがある。「かさぎさんとは何故か合う気がする」と。
そういうことか。

一緒に仕事出来てよかったなあと思う二人だ。


働く松田アキ。


笠木泉

2007年3月9日金曜日

稽古日記/ふたりと5人


今日は昼間は本多さんとの二人稽古。二人稽古って何かハードなイメージだけど、くだらないことばかり思いついてしまい二人で笑い転げながらの楽しい稽古でした。

ところでこのトレーナー、堂々と「TOKYO UNIVERSITY」と書いてございますが、本多さんが東京大学卒業などでは全くなく、本多さんのお母さんが大学の近くに行った際に大学内の生協で購入したものだそうです。「麻紀に似合うかしら?」っていうことのみで。

学歴詐称

でも、私も欲しいなあ。ああ、堂々と着たい。

そして夜は皆で稽古。ちょっと無理矢理かと思ったのですが、粗通しをしてみた。なるほどなるほど。通し稽古だとこうなるのか、といろいろ驚いた。皆役者が普段の稽古と微妙に変化するのだ。まあ、それは仕方ないこととして。安定まではまだまだだけど、とにかく少しだけ見えてきた。よかった。

今日は柳沢茂樹くんが見学に来てくれました!差し入れのクッキー、ありがとう!

帰り道、柳沢くんに言ってもらった一言がとても嬉しかった!また明日も頑張ろう。

笠木泉

2007年3月8日木曜日

稽古日記/衣装合わせ


稽古のことも少々。

今日は某スタジオでの稽古。しかしそこがいかんともしがたい気分にさせられる場所であった。
何というか、何というか、心霊スポット的に。いいんですけどね。

気を取り直して、今日は衣装合わせをした。ファッションセンスに自信のない私は衣装のセレクトを高山玲子ちゃんにお願いしていた。

話し合いつつだったので時間はかかったが、結構いいバランスになったと思う。

初めての衣装合わせ(って役者としては何度もやっていますけどね)はとても面白かった。気分が盛り上がる。女の子ばかりの稽古場だから誉め方も尋常じゃない。「かわいい」「この服着てみたい」「この服おもしろい」「似合うー」「センスいいねえ」「これどこの服?」「えー超高そう」。誉め合いで高め合う人々。それは人間関係の基本でもある

高山さんは、君の衣装には決してならないであろう服を「これ着るだけ着てもいい?」と聞いてくるのですが、ダメにきまってるじゃないかと言う隙を与えてくれず。さっさと着替えて鏡の前に。あっぱれです。

皆さん大変な量の荷物。お疲れさまでした。


笠木泉

スタッフ紹介1「すべてを捨ててぼくは生きてる/吉岡光晶」


あなたの思い出の歌は?

---ユニコーン「すばらしい日々」

僕が通った高校はアメリカンスクールで、そこの卒業式は最後にみんなで角帽をバッと宙に投げてお開きになるのですが、その角帽の内側にこの曲の歌詞を前夜バーっと書いたのを覚えています。

投げ終わった後は、みんな自分の角帽を探して非常にわらわらとします。100人だったか200人だったかそれぐらいの卒業生の中に三人しか居ない日本人の一人に僕の角帽が拾われてしまったというハズい思い出。

まっすぐ僕に向かってきて返してくれました。



■今日は大切なスタッフを紹介してみようと思います。この舞台の制作を担当してくれている吉岡くんです。

吉岡くんは本来はクラシック音楽の制作事務所「neophilia 」を運営しています。が。何故クラシック音楽に程遠いこの舞台の制作を担当するはめになったかというと。

ま、断りきれなかったんでしょうね。

何故なら私と彼は旧知の友であるからです。しかもただの友じゃない。上下関係の存在する友です。私の幼なじみの弟で、彼がこーんな(と、親戚のおばはんが手を子供の身長に合わせるしぐさ)時から知っています。小学生の頃は一緒に眠ったことさえあります。覚えてる?覚えてないよね。

で、いろいろお互いそれぞれ生きてきて今一緒に仕事が出来るなんて幸福なことだなあと思います。

そうそう、思春期時代の彼をよく思い出します。と言っても、彼がちょうど思春期の頃は吉岡家はお父様の仕事の関係でエジプトのカイロに在住。私は大学生の時に一度だけカイロに出向きそして吉岡家に一週間程泊めていただきました。街を歩いたり、ピアスを開けたり、変なエジプト映画(全く意味不明だった)を映画館で見たり、もちろん砂漠の広さに圧倒され、「ここも私の住む東京も現在なのだ」と感じました。世界を体感しました。彼の思い出の一曲はカイロのアメリカンスクールでの話だね。・・・いいなあ、帽子投げたいな。愛と青春の旅立ちたいな。

で、そんな充実した日々で一日だけ私と吉岡くんは何故か朝まで語り合ってしまったのです。本来の親友であるSちゃんはすっかり寝ていました。

二人で長い時間何を話したのか今となっては大して覚えていません。しかし鮮明に覚えていることがあって、吉岡くんはギターを手にしていました。その姿はカイロでの生活の中でギターをよりどころにしている気がしました。そして奥田民生の話をしたかな。

あれから11年経過し、彼は私の友人である松倉如子と「マツクラとヌール」という音楽ユニットを組んだりクラシック事務所を開いてコンサートを主催したり、私はあの時と変わらず舞台をやっています。

今回は妙に真面目な紹介になりましたが、私は今彼がいないと生きていけません。彼が私の落とし物を全て拾ってくれている、そんな関係です。いつか殴られるんじゃないかと心配ですが、優しい男なので殴らんでしょう。それでいいんだ、女は殴っちゃだめだぞ、ミツアキ。←光晶と書いて「ミツアキ」と読むんです。あだ名は子供の頃から「みっくん」。今回の稽古場では渡辺道子さんが「みっちゃん」なので、たまに混乱する私。

ま、彼の親戚のおばはんです、私は。死ぬまで。

これからも私を支え続けて下さい。吉岡家全員で。あきらめてくれ。




笠木泉

2007年3月6日火曜日

稽古日記/見学者が来た

こんばんは。
この写真は別に稽古場ではありません。BankARTStudio NYKのデッキです。外です。この椅子に座ると、海が見えるのです。

いい場所ですねー。皆来てみたら?

というわけで、チケット予約はこちらまで

※※

今日は嵐。

100円ショップでストップウォッチを買いました。時間を計るため。ださいやつ。すぐに壊れそう。

嵐の中、親友・上村聡くんが見学に来てくれました。
森永のチョコパイを差し入れてくれました。

嵐の中、お手伝いをしてくれている松田アキちゃんがやって来ました。
森永のチョコパイを差し入れてくれました。

流行ってんの?

ともあれ、差し入れは嬉しいものです!ありがとう。

稽古は少しずつ細かい部分に目が行くようになってきました。これから10日程でどこまで行けるかが私の大きな課題です。どこまで面白いものに出来るか。それはすなわち、どこまで自分が面白いと思うものを形にできるかということでもあり、どこまでお客さんに楽しんでもらえる作品を作れるかということでもあり、どこまで役者さんの良さを引き出せるかということであり、どこまで体調を維持出来るかということでもあります。これは本当に大事なことです。

私の場合、体調が悪いと思考が完全に停止してしまうのです。それはまずいの。

今日の感想は「まだまだ行ける」という感じです。


笠木泉


役者紹介4「朝までふざけようワンマンショーで/渡辺道子」




あなたの思い出の一曲は?


----沢田研二の「勝手にしやがれ」

小学生の頃のこと。おばあちゃん子だった私は、一人暮らしの祖母の家に時々ひとりで泊まりに行ったりしておりました。あるとき、一泊という約束で泊まりに行ったのに私は、無断で二泊して家に帰ったのでした。家に着いて恐る恐る玄関を叩いたのですが、当然怒った母は玄関のドアを開けてくれず、しばらく玄関前でたたずむばかりでありました。そのとき家の奥から兄が聴いているであろうラジオから流れてきた曲がこれだったのです。既に当時ヒット曲で何度も聴いている曲でしたが、この時の怒られてションボリの自分の気持ちやらおばあちゃんのことやらお母さんの気持ちやらが混ざり合って、「♪寝たふりしてる間に出て行ってくれ〜」ってあーせつないことこの上ない時間でした。

それにしてもジュリーいい曲たくさんあるな。


■こんばんは、みなさん。ついに渡辺道子さんの登場です。

渡辺道子さんはベターポーヅという劇団に所属しております。

私は過去ベターポーヅのお芝居を何度も見に行ってます。好きなのです。見る度に、「ああ、全てが何て可愛いのだろう。私はどんなに頑張ってもこの舞台には絶対立てないだろうな」と思っていました。舞台装置や衣装やセリフや役者さんが皆可愛くて、もちろんその世界にはちょっとした毒があるのですが、私自身はいろんな意味でちょっとでは済まされない毒持ちなので残念ながら自主的に辞退。あ、もちろんオファーを受けたのに断ったとかそういう話ではありません。勝手な妄想の中での「脳内自主辞退」です。

そんな舞台での渡辺道子さんはいつも可愛くて面白くて観ていて愉快で気分がよくなる。私にとってはそんな女優さんでした。

そんな憧れの女優さんと共演する機会に恵まれたのは今から7年前ぐらい?だっけ?東京タンバリンという劇団でご一緒したのです。正直、嬉しかったなあ、あの時は。本当に嬉しかったんだよな。

(ちなみにこの時、19歳の高山玲子ちゃんも一緒でした、19歳!未成年!あの時は可愛かったなあ、あ、もちろん今も可愛いっすけどね、若さがね、って人のこと言えないけど)

その時に初めてきちんとお会いして、先輩なのに本当に気さくで実際の渡辺さんの性格やたたずまいが可愛い人だと知って嬉しくて、そんでもって優しくてさ、調子に乗って私はずっと「みっちゃん」と呼ばせていただいてます。みっちゃんは私のことを「笠木さん」って呼ぶけど。・・・私のこと「笠木さん」って呼ぶ人、本当に多いよ。あだ名つけにくいらしい。某友人によると「顔が恐いから怒られそう」なんだってさ。・・みっちゃん、あなたもそういう理由?

そして今回私の初めての作品に快く出演してくれたことはたぶん一生忘れませんよ。特に恩返しはできませんが、ただ忘れません。恩返してもらった方がいいよね。そりゃそうだよね。でも特に何の力も何の財もないんで、記憶だけで許して。

稽古を見ていて思うことは「私もこんな役者(っていうかこんな人)になりたいな、無理だけど」ってこと。いや、無理じゃない、無理なことなんてないんだ、きっと。私もまだまだいけるぞ、渡辺道子への道。あー、でもやっぱり無理かな。ちょっと超人的なところがあるんですよ、この人には。日常での面白い逸話をたまに披露してくれるのですが、「昔、三つ編みを三本していた」という話には私と細江祐子、大爆笑、撃沈。腹がよじれました。皆、イマジンしてごらん。三つ編み三つの大学生。

ごめんね、みっちゃん。はっきり言うけど、そんな人、いない。





ところで、これはいい思い出ですねー。
私も子供の頃よく両親に閉め出されてたんで、この切なさわかるわー。

ところでみっちゃんの家のパソコンでこのブログは観ることが出来るようになったのだろうか?私が何を一生懸命書いてもまだ全ては■■■■■■なのだろうか?


笠木泉

2007年3月3日土曜日

役者紹介3/「無邪気に踊ってみせる/本多麻紀」




■ あなたの思い出の一曲は?


----もんたよしのり「ダンシングオールナイト」

他にもいろいろありそうなのだけど、今思いつくのがこれしかないので・・・。
小学校(?)の時になにかっちゃあモノマネして、そのたびにやたら褒められていた。
私の人生初モノマネ。
正直似ていたと思う。
でもある時期から全然似なくなってすっぱりもんたよしのりやめました。

・・・たいしたドラマがねーなぁ・・・。
もうちょっと考えてみよう。。。

「おしっこソング」作詩作曲:本多美奈生(姉)
自分の記憶がある中で自分の中でもっとも長く歌い続けられている曲。
ものすごくトイレに行きたくて行きたくてしょうがないときに歌う歌。
足踏みしながら歌う。そうすると少し我慢できるのであります。

ないね!ドラマ!
ないのですよドラマ!





■ク・ナウカ公演終了から飛んできました!本多麻紀さんの紹介です。

本多さんがク・ナウカの今公演に出演することを前々から知っていた私が何故この強行スケジュールにも関わらず彼女に出演していただきたかったかというとそれはもう個人的に彼女が好きだからです。役者として舞台に立つ時の品の良さや気高さはある意味普遍的な美しさに通じると思います。現在過去未来を超えて舞台に立つと輝く人。そういう人って最近あまり見かけない。

で、舞台を降りると。

・・・降りないで!

いや、それは冗談ですけど。

何とも形容しにくいつかみどころのない人です。東京生まれの東京育ちですが、普通に大胆に訛ってる。訛りが故に渡辺道子ちゃんに「出身はどこですか?」って普通に聞かれてた。

やっぱりある意味「現代」を超越してる存在なんだなあ、この人。

私たちは高校の同窓生なんですが、その高校の場所は「山手線巣鴨駅から徒歩10分」。そう、私たちの青春はかの有名な「おばあちゃんの原宿」であるとげぬき地蔵と共にあったのです。その三年間が今でも色濃く反映されているような気がしますね。トーキョー・ローカル。ということは、私も「現代」を超越しているのかといえばそんなには超えておらず中途半端な存在なので、やはりこれは本多さんの特性としかいいようがない

一生、つかみどころのない美しさを保っていただきたいものです。あとはせっかくなのでもんたよしのりのものまねをやっていただこうかと思っています、本番で


いつも元気な人です。30歳過ぎたらそういう部分大事にしていこう、お互いな!


笠木泉



稽古日記/中盤を固めよ



今日もまた世田谷の果てへ。

まずは本多さんの稽古から始めました。このシーンは私の中ではゆっくりやらなければいけない部分です。繊細なシーンだと位置づけているからです。彼女の体や声や小さな呟きに耳を傾けていく稽古になりそうだと感じました。難しいことですが、本多さんがとても素直に演じてくれているので安心して頼ろうと思います。

演出ができることなどほとんどないのだなあと思います。役者の体はやはり圧倒的だな。思想とか思惑とか超えて存在する。

次に細江さんと高山さんの稽古。このシーンは勢いも必要で、結構テンポが大事だったりするのだけど、テンポばかり気にしていると一人で芝居してしまう恐れがあるので、一度仕切り直して「相手のセリフをちゃんと聞いて」と言いました。その一言で二人がぐんとよくなった気がして、勘がいいということはとても大事なことだなあ。

私はちなみに勘が働かない人間なので、うらやましく思いました。

最後に秘密特訓して終了。


本多さんの買って来た「しっとりソースせんべい」が、あまりに期待通りの味だったので驚いた。しっとり(しけった)ソース味のせんべい。まずうま。

制作作業等いろいろやらなければいけないことが多くて、目が回りそう。
また一歩前進。まだまだ先は長い(嘘)。

2007年3月2日金曜日

稽古日記/謎だらけ


今日もまた世田谷区の果てで稽古。
今日から本多麻紀さんが合流しました。ク・ナウカお疲れさまでした。

本多さんが揃っただけで、ちょっと感慨深い私。
と、そんなことも言ってられないのでとにかく稽古稽古です。

ところで昨日皆でBankARTに舞台見学に行ったのですが、その時に判明した驚愕の事実がありまして、ええ。

「役者の誰もがこのブログを読んでいない(もしくは読めない)」

・・・あ、そーなんだ。

理由はそれぞれ違います。

渡辺/家のパソコンでは全ての文字が■になってしまうため読めず。
高山/家のパソコンが三日に一度ぐらいしか起動しないため読めず。
細江/大阪から引っ越してきたばかりなのでネットを繋げていないため読めず。


・・・あ、そーなんだ。

別に、いいけど。

ってそんなわけで、今日は皆が揃って初めての稽古のくせにもう追い込みの時期!「時間よ止まれ」ですよ、テーマソングは。

地味にちょっとずつ進んだ。本当にちょっとずつ。毎日役者の魅力と笑い声に力を貰って、お手伝いしてくれる皆の力をいただいて頑張っております。

今日はオールツーステップスクールでも手伝ってくれていた矢野愛ちゃんが稽古場に遊びに来てくれました。演出助手を長いことやって来た愛ちゃんはただ見学することが「なかなか落ち着かないものだ」というので「じゃあ、とりあえずその辺ばみっといて」と演出助手魂に火をつける指示を出しておいた。とにかくばみれば落ち着くだろ?いいことしたな私。


※※
さかのぼって今日の昼間はテルミン演奏をお願いしている佐藤沙恵ちゃんとミーティング。こちらも少しずつ進行。「今日の朝日新聞夕刊に出ているんです」というので買ってみました。

ずいぶんでかく載ったな、おい。

稽古場では「この手が面白い」と話題になりました。
この記事はマトリョミン(簡単に説明するとマトリョーシカとテルミンが合体した楽器)という楽器の紹介の記事なんですが、ちょっと私的には素通り出来ない記事を発見。

「・・・生徒への課題曲を吉幾三さんの「雪国」にして・・・」

えーっと、沙恵ちゃんがマトリョミンの講師な訳だから・・・課題曲もあなたが決めている訳ですよねえ?

あなた、一体何歳なの?

以上、今日の稽古日記でした。役者は誰も読んでないけどね。


笠木泉