2007年3月6日火曜日

役者紹介4「朝までふざけようワンマンショーで/渡辺道子」




あなたの思い出の一曲は?


----沢田研二の「勝手にしやがれ」

小学生の頃のこと。おばあちゃん子だった私は、一人暮らしの祖母の家に時々ひとりで泊まりに行ったりしておりました。あるとき、一泊という約束で泊まりに行ったのに私は、無断で二泊して家に帰ったのでした。家に着いて恐る恐る玄関を叩いたのですが、当然怒った母は玄関のドアを開けてくれず、しばらく玄関前でたたずむばかりでありました。そのとき家の奥から兄が聴いているであろうラジオから流れてきた曲がこれだったのです。既に当時ヒット曲で何度も聴いている曲でしたが、この時の怒られてションボリの自分の気持ちやらおばあちゃんのことやらお母さんの気持ちやらが混ざり合って、「♪寝たふりしてる間に出て行ってくれ〜」ってあーせつないことこの上ない時間でした。

それにしてもジュリーいい曲たくさんあるな。


■こんばんは、みなさん。ついに渡辺道子さんの登場です。

渡辺道子さんはベターポーヅという劇団に所属しております。

私は過去ベターポーヅのお芝居を何度も見に行ってます。好きなのです。見る度に、「ああ、全てが何て可愛いのだろう。私はどんなに頑張ってもこの舞台には絶対立てないだろうな」と思っていました。舞台装置や衣装やセリフや役者さんが皆可愛くて、もちろんその世界にはちょっとした毒があるのですが、私自身はいろんな意味でちょっとでは済まされない毒持ちなので残念ながら自主的に辞退。あ、もちろんオファーを受けたのに断ったとかそういう話ではありません。勝手な妄想の中での「脳内自主辞退」です。

そんな舞台での渡辺道子さんはいつも可愛くて面白くて観ていて愉快で気分がよくなる。私にとってはそんな女優さんでした。

そんな憧れの女優さんと共演する機会に恵まれたのは今から7年前ぐらい?だっけ?東京タンバリンという劇団でご一緒したのです。正直、嬉しかったなあ、あの時は。本当に嬉しかったんだよな。

(ちなみにこの時、19歳の高山玲子ちゃんも一緒でした、19歳!未成年!あの時は可愛かったなあ、あ、もちろん今も可愛いっすけどね、若さがね、って人のこと言えないけど)

その時に初めてきちんとお会いして、先輩なのに本当に気さくで実際の渡辺さんの性格やたたずまいが可愛い人だと知って嬉しくて、そんでもって優しくてさ、調子に乗って私はずっと「みっちゃん」と呼ばせていただいてます。みっちゃんは私のことを「笠木さん」って呼ぶけど。・・・私のこと「笠木さん」って呼ぶ人、本当に多いよ。あだ名つけにくいらしい。某友人によると「顔が恐いから怒られそう」なんだってさ。・・みっちゃん、あなたもそういう理由?

そして今回私の初めての作品に快く出演してくれたことはたぶん一生忘れませんよ。特に恩返しはできませんが、ただ忘れません。恩返してもらった方がいいよね。そりゃそうだよね。でも特に何の力も何の財もないんで、記憶だけで許して。

稽古を見ていて思うことは「私もこんな役者(っていうかこんな人)になりたいな、無理だけど」ってこと。いや、無理じゃない、無理なことなんてないんだ、きっと。私もまだまだいけるぞ、渡辺道子への道。あー、でもやっぱり無理かな。ちょっと超人的なところがあるんですよ、この人には。日常での面白い逸話をたまに披露してくれるのですが、「昔、三つ編みを三本していた」という話には私と細江祐子、大爆笑、撃沈。腹がよじれました。皆、イマジンしてごらん。三つ編み三つの大学生。

ごめんね、みっちゃん。はっきり言うけど、そんな人、いない。





ところで、これはいい思い出ですねー。
私も子供の頃よく両親に閉め出されてたんで、この切なさわかるわー。

ところでみっちゃんの家のパソコンでこのブログは観ることが出来るようになったのだろうか?私が何を一生懸命書いてもまだ全ては■■■■■■なのだろうか?


笠木泉

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