2007年3月12日月曜日

皆が紹介/「おまえの拍手だけ聴こえない/笠木泉」


あなたの思い出の一曲は?

---ザ・チェッカーズ「星屑のステージ」

私には三歳年上の姉がいます。

幼い頃は姉が私のお手本でした。姉が好きになるものを好きになり嫌いになるものを嫌いになり。そんな姉が熱狂していたバンドがチェッカーズです。「絶対!チェッカーズ」というLPアルバムを買いに当時棲んでいた千葉県は柏駅の「新星堂カルチェ5」という名の店に家族で出かけたのですがいつの間にか4歳年下の弟が迷子になっていて母が半狂乱になりやがて警察から電話がかかって来て保護された弟は泣きじゃくっていて、姉はせっかくのチェッカーズ記念日がグレーな一日となり、しかし腕の中には大きなレコードがあるので幸福。私は一人曖昧な気持ちになったことを今でもよく覚えています。

ちなみに「星屑のステージ」はTBSの名作ドラマ「うちの子にかぎって・・」のテーマソングです。あの番組で高橋良明という原石を発見した私には思い出深い曲です。

姉はその後「西武ライオンズの渡辺久信ファン/たけし軍団ファン」になり私は「柳葉敏郎ファン/玉川カルテットファン」になりました。私たちはそこで一度趣味の決別を果たしたのです。

それはある意味私の「人生初自立」でもありました。



渡辺道子さんから笠木へ一言

■「笠木泉。かさぎいずみ。カサギイズミ。カタカナで書くとちょっと由緒ある植物の名前のような気もしてきました。ハナミズキ、みたいな。ミズ、の字しか共通点ないけど。しかもさかさま。ハナミズキはすてきな木だな。しかし笠木さんて人ははすてきな人、という一言ではとてもまとめられる方ではありませぬ。ほんとうに、名は体をあらわすっていうんでしょうか、そんな方です。そんな説明よくわからないという方はぜひ劇場で確認してみてくだされ。

笠木さんは、色白で少女漫画のような顔立ち。その顔をじーっと見てると陶器でできた人形のような印象をうけまする。眉毛と眼の間の空間が私にはどうにもこうにも惹かれるところです。笠木さんは幼い頃から身体があまり強くないときいていますが、いつも高く通る声でシャキシャキ話していて常に会話の中心にいるような気がしていて、うっかり・ぼーっと屋の私にはとても調子が悪いとは分からないくらい、勢いがあってシッカリ話す人だなと感じまする。そうだ、なんか走ってる勢いはあるなぁ常に。実際は走ってませんよ。普通に歩いてるのですが。「マラソンとかわけわかんない」って日頃言ってそうだ。

とくに今は作・演出で、毎日稽古場で私たち4名がそれぞれの個性で繰り広げるいろ〜んな種類の演技を、きちんと見てくれてそれをいったん飲み込んでくれてだめなものは吐き出したりいいものは受け入れたりとにかくそれらを受け止めて考えてすぐ言葉にして演出していってくれていて、や〜もう、こりゃ大変だ。うわ、こうして思ってみるとそりゃお腹もすく、体力も消耗する!

私にできることと言ったら、毎日笠木さんが持っている世にも重い荷物のうち、小指にひっかかってるコンビニ袋なんかを「持つよ」と言ってみるくらいのことなのれすよ。それだって言ったことないな。でも毎日きっぱりとシャキシャキ進んでいるのだな、笠木泉さんは。
安心感があるというかもうとても頼もしい演出家さんだと思うのです。笠木さん、今後もなんとか睡眠時間はとっていただき、元気で一緒に本番を迎えまするぞ。

ついていきまするぞ。美味しい中華にもついていきまするぞ。


■佐藤沙恵から笠木へ一言

笠木さん、リュックのファスナーがあいてます!

■細江祐子から笠木へ一言

サタン顔仲間です。だからなのか何なのか、会って間もないけど高校の同級生みたいな感覚があります。 実は笠木さんがお芝居してる様も普段の笠木さんもほとんどまだ知りません。 でも出演依頼に即答したので何かあるんだと思います。どんな人なんだろうと興味がわきます。今は演出する側とされる側なので、いきなり腹を見せ合うかんじが楽しくもあり、刺激的で彼女の笑い声に私は完全に乗せられています。


書いてくれた人ありがとう。書いてくれてない人、また今度書いてね。芝居終わってからでいいから。

0 件のコメント: